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タイガー・ウッズ スウィングの運動構造

ゴルフ タイガー・ウッズ選手
10 /30 2018
今回は、ゴルフのスウィング運動を構造的に分析します。

タイガー・ウッズ選手と、岩田寛(いわた ひろし)選手を見ていきますが、この二人は、スウィングの運動構造が全く違います。

(1)タイガー・ウッズ選手(③がインパクトの瞬間です)

1)インパクトの瞬間まで、骨盤が回転しない
  中心軸が右から左に移動するが、頭部はボールの真上で動かない


1-5s taiger

1-5y taiger


2)スウィングのパワーが骨盤(股関節)の上下運動から生じている

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3)右半身と左半身それぞれに中心軸がある

taiger sayuu

この身体構造があるため、股関節の上下運動でスウィングのパワーを生じることが可能になっています。



(2)岩田寛選手(③がインパクトの瞬間です)

1)骨盤が回転し続けている
  中心軸は移動しない


1-5s iwata

中心軸がぶれない、完璧な骨盤の回転運動です。

1-5y iwata


2)スウィングのパワーが骨盤の回転運動から生じている

ip riron



(3)運動構造としてのスウィング

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1)骨盤(股関節)の上下運動によるスウィング
  冠状面(かんじょうめん)スウィング


ゴルフでは、地面上にあるボールを打つ運動なので、冠状面スウィング運動が有利です。

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ゴルフのスウィングでは、ゴルフクラブの動きは、横断面よりは冠状面に、より近い軌道を描きます。
タイガー・ウッズ選手は、股関節の上下運動を使い、冠状面に近いスウィングなので、ゴルフには有利な運動構造になっています。


2)骨盤の回転運動によるスウィング
  横断面スウィング


横断面スウィング運動は、腰の高さにあるボールを打つ野球のスウィングに有利です。

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野球のスウィングに近いゴルフスウィング


岩田選手をはじめ、多くのゴルファーは骨盤の回転運動を使っているので、野球のスウィングに有利な運動構造を使って、ゴルフをしていることになります。


次回は、タイガー・ウッズ選手が不調だった当時の分析をします。

総合格闘家 朝倉未来 回し蹴り No.2

総合格闘技 朝倉未来選手
10 /21 2018
朝倉未来(あさくら みくる)選手は、元THE OUTSIDER二階級(60-65kg級・65-70kg級)王者です。最近ではRIZIN13に参戦し勝利しています。

今回は、朝倉選手の「腰の入った回し蹴り」について解説します。

(1)朝倉選手の「腰の入った回し蹴り」

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相手に左臀部が見えるまで股関節が回転しています。この状態の回し蹴りを「腰が入っている」と言います。そのため、体重が乗っているので、強烈な破壊力があります。
中心軸もしっかり安定しています。


(2)他の選手の「腰の入っていない回し蹴り」

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上から見たイラスト

相手に、左臀部が見えるまで、股関節が回っていません。この状態の回し蹴りを「腰が引けている」といいます。上から見ると「くの字」になっているのがわかります。蹴りに体重が乗らず「脚だけの回し蹴り」になります。
中心軸も崩れているので不安定です。

11秒KO世界王者 ゾラニ・テテ選手 昨年との比較 No.2

ボクシング ゾラニ・テテ選手
10 /19 2018
ゾラニ・テテ選手のアッパーについて、昨年との比較をしながら解説します。


(1)構え(昨年以前)

tete up1


(2)「肩甲胸郭関節体の回転」が始まりました(昨年以前)

tete up2


(3)「肩甲胸郭関節体の回転」「胴体の軸回転」が合わさり、強烈なアッパーが決まりました。(昨年以前)

tete up3   


(4)今年10月のアッパーです

tete upng

「肩関節体」になっているので、肩関節から先の「腕だけのアッパー」になっています。胴体の軸回転運動もありません。



昨年以前の、ゾラニ・テテ選手は、井上選手と同じように、予備動作のない「落下前進運動」「神速踏み込み」の出来た選手でしたが、今年10月の試合では、かなり、踏み込みも遅くなっていました。

落下運動を使う身体操作に、胴体の力んだ「肩関節体」は、かなりのマイナス要因になります。



11秒KO世界王者 ゾラニ・テテ選手 昨年との比較 No.1

ボクシング ゾラニ・テテ選手
10 /17 2018
昨年(2017.11.18)WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が行われ、王者ゾラニ・テテ選手が世界戦史上最短記録となる11秒でKO勝利し、世界に衝撃を与えました。

今回の2018.10.14 WBO世界バンタム級タイトルマッチでは、世界王者ゾラニ・テテ選手 と 同級6位ミーシャ・アロヤン選手の試合が行われ、12ラウンドの判定にてゾラニ・テテ選手が勝利しました。

この試合は、WBA世界バンタム級王者井上尚弥が準決勝進出を決めたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の別ブロックの1回戦だったので、ゾラニ・テテ選手と井上選手との対戦が濃厚になりました。

しかし、ゾラニ・テテ選手を分析すると、昨年と今年では全く違う身体になっていました。
昨年以前は「肩甲胸郭関節体」でパンチに破壊力があったのですが、今年は「肩関節体」で、かなりパワーダウンしています。


今年は「三角筋」が大きく発達していました。推測ですが、筋トレで上半身をかなり鍛えたと思われます。
井上選手との熱戦を期待していたのですが、どうなるでしょうか?

ゾラニ・テテ選手の昨年以前と今年との比較をします。

(1)左ストレート 昨年以前

tete hidari1   sura1_201810171104487b4.jpg


tete hidari2   sura2_20181017110449a4c.jpg   


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大きな肩甲胸郭関節で、軸回転も使っているので、破壊力があります。井上選手と同等か、それ以上の肩甲胸郭関節体です。


(2)右ジャブ 昨年以前

tete migi1   suraimu1_20181017110452c94.jpg

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tete migi3

肩甲胸郭関節体のみを使ったジャブですが、大きな肩甲胸郭関節体のため、ストレート並の威力があります。


(3)左ストレート 今年

tete shin1   tete shin3

三角筋が大きく発達しています。
肩甲骨が胴体に張り付いた状態になっているので、肩関節から先のみのストレートになっています。


(4)右ジャブ 今年

tete shin2

肩甲骨が胴体に張り付いてしまい、肩関節から先のジャブになっています。



昨年と比較すると、別人のようです。次回はアッパーについて解説します。



肩甲胸郭関節(機能的関節)と肩関節(解剖学的関節)

(5)肩甲骨・肩甲胸郭関節
10 /14 2018
肩甲胸郭関節と肩関節











 機能的関節とは、一般的な関節のような仕組みを持たず、肩を動かすときに関節のように動く箇所を言います。これが「肩甲胸郭関節」で、肩甲骨が胸郭の上を滑るように動く機能をもっている関節 です。



肩甲胸郭関節体:肩甲胸郭関節が主導になっている身体

①肩甲胸郭関節体の腕は「肩甲骨」「鎖骨」「大胸筋」「肩甲骨周辺の筋肉群」を含んでいるため、大きく重量がある。

②関節が面状になっているため、激しい動きでも損傷しにくい。

③肩関節と肩甲胸郭関節という2つの関節により「腕の可動域」が大きい。



肩関節体:肩関節が主導になっている身体

①肩甲胸郭関節体の腕に比べると、肩関節体の腕は、小さく軽い。

②関節が球体のため、激しい動きでは損傷しやすい。

③肩関節主導で、肩甲胸郭関節の動きが制限されているので「腕の可動域」が小さい。

発達と歪み研究所

発達と歪み研究所では
・骨格細分化調整
・構造的に正しい姿勢
・構造的に正しい身体の使い方(身体操作)
を研究しています。

「骨格細分化調整」と「構造的に正しい姿勢・身体の使い方指導」という、2つのアプローチを用い、中心軸整体にて、赤ちゃん整体、子供整体、構造的に正しい姿勢調整を行っています。