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堀口恭司 パンチの破壊力 No4

堀口恭司選手
09 /14 2018
突きの威力を増すためには、多くの技術・秘伝があります。

今回は、堀口選手がよく使っている「身体軸の回転運動」による「突き」の解説をします。
前回の「胴体が一体となった」「腰の入った」「股関節の入った」前屈立ちによる練習があって、今回の「身体軸の回転運動」による「突き」が実現します。

身体軸の回転運動により「身体の重さ」さらには、井上尚弥選手のオーバーハンドが速くパワフルな理由で解説した肩甲胸郭関節の分離による破壊力絶大パンチに発展するための段階も解説します。


第一段階:身体軸の回転運動を生かしていない腕だけの突き
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第二段回:身体軸の回転運動を生かした突き(身体の重さが突きに乗る)
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第三段階:さらに肩甲胸郭関節がわずかに分離し、威力を増している
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第四段階:肩甲胸郭関節が最大限分離し、強烈に威力を増している
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オーバーハンドパンチを分析したところ、堀口選手は第三段階、井上尚弥選手は第四段階にあると思われます。

堀口選手は、この身体軸の回転運動を、カウンターパンチにも応用しています。
次回、解説します。


堀口恭司 パンチの破壊力 No3

堀口恭司選手
09 /11 2018
堀口選手のパンチ力を解説するため、最初に、堀口選手のベースになっている空手の「突き」について見ていきます。

下記は、空手の「順突き」です。
tuki ittai      tuki nejiri

基本の「突き」では左のように、股関節が入った「腰の入った突き」を練習します。しかし、多くの方が、右のように、胴体をねじったり、腰が引けた=股関節の引けた突きになっています。

次は、堀口選手の空手による「逆突き」です

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胴体は完全に一体化し、股関節がしっかり入り「腰の入った突き」になっています。突きに重さが乗っています。

この立ち方は「前屈立ち」(ぜんくつだち)と言いますが、完全にできている人は、かなり少数です。
胴体をねじらずに股関節を入れるのは、かなり高難度な技になります。


出来ている人は「歩く姿」を見ただけでわかります。

ittai aruki
胴体をねじらずに股関節が入っている歩き

nejire aruki kokansetu nuke1 kokansetu nuke3 kokansetu nuke4
胴体がねじれ股関節が引けている歩き

歩けない人は、前屈立ちが出来ないし、前屈立ちが出来ないと言うことは、まともに歩けないことになります。

堀口選手は「完璧な前屈立ち」が出来ています。この土台の上に、破壊力のある「突き」が生まれます。
次回は、身体軸の回転による段階的な「突き」を解説します。


堀口恭司 爆発的突進力 消えるパンチ No2

堀口恭司選手
09 /10 2018
堀口選手の「爆発的な突進力」「消えるように見えるパンチ」の秘密は、「落下運動」を最大限利用して「前進力」としていることです。

落下運動で前進している

基本として、堀口選手の生理的湾曲は、常に維持されています。


horiguti idou1
右の堀口選手は、生理的湾曲が形成されています

horiguti idou2
後ろ足で、床を蹴って前進していません。身体軸を落下させて前進力を生み出しています。
ポイントは、後ろ足、イラストでは右足のみ床に密着させた状態で、傾いた大木が倒れるような動きをしています。
この時、堀口選手は、落下しながら前進するので、相手選手は、堀口選手が消えたように見えます。堀口選手は相手選手の右グローブより下に沈み込んでいます。

相手の選手は、この段階でも、全く無反応で、堀口選手の突進に気づいていません。

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右足を一歩前に出し、前進しながらパンチを決めています。
相手選手は、堀口選手のパンチが見えてから反応するので、間に合いません。

落下運動で前進しているボクサーとして、井上尚弥選手をすでに分析しましたが、井上選手は身体軸を垂直に立てたまま移動しています。堀口選手のように前傾体勢はとりません。
これは、ボクシングと総合格闘技の違いによる影響が大きいです。蹴り、タックルのある総合格闘技では、ボクシングと同じようにはなりません。
しかし、床を蹴って移動せず、落下運動で前進するため予備動作が無く、相手に気づかれずに、瞬間的に前進出来るところは同じ運動構造です。

堀口選手は、この爆発的突進力でパンチが出されているだけでも強烈なパンチになるのですが、もう一つ秘密があります。
パンチの破壊力については次回、分析します。


総合格闘家 堀口恭司 姿勢 No1

堀口恭司選手
09 /09 2018
堀口恭司(ほりぐちきょうじ)選手は、父親の影響で5歳から伝統派空手を始め、プロ格闘家になった現在でも続けています。

高校時代にPRIDE、K-1などを見て、山本"KID"徳郁選手に憧れ、高校卒業と同時に山本徳郁のジム・KRAZY BEEに入門し、内弟子となりました。

その後、アメリカにてUFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)にて活躍後、現在は日本で活動しています。

これから数回に分けて、堀口選手を分析していきます。今回は、2018.7.29 RIZIN11にて扇久保博正(おおぎくぼひろまさ)選手と対戦した時の、対戦相手を含めた姿勢を分析します。

正しい姿勢には「脊柱の生理的湾曲」が土台となります。
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ここでは、胸椎後湾、腰椎前湾の2つににポイントを絞ります。

下記イラストは実際の写真をトレースしたものです。

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(両選手の、構え、ファイティングポーズ)
左:堀口選手  生理的湾曲がしっかり形成されています
右:扇久保選手 生理的湾曲が完全に崩れています

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(扇久保選手がパンチを出したイラスト)
左:堀口選手  生理的湾曲がしっかり形成されています
右:扇久保選手 生理的湾曲が完全に崩れ、威力のないパンチです

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(扇久保選手がタックルをしているイラスト)
右:扇久保選手 生理的湾曲が完全に崩れ、タックルに威力が出ません

堀口選手のパンチ分析は後日行いますが、パンチ状態でも生理的湾曲は維持されています。

立ったり・座ったり・活動したりするために背骨は、最も合 理的で負担のない形である「生理的湾曲」に進化してきました。また、生理的湾曲は、激しい動きに対応するため「身体への衝撃を吸収する・ ショックアブソーバー」としての働きもあります。

生理的湾曲は
・人生100年時代を快適に、健康に過ごす基本
・重力に対し、最も合理的な姿勢、運動の基本
・最大パワーを出すスポーツ等の基本

となります。

この試合では堀口選手が判定で勝利していますが、勝利の要因として「生理的湾曲」は大きな存在です。

筋トレを行うための三大基礎 No5

筋トレ
08 /31 2018
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筋トレを行うための三大基礎

(1)721で立つ
人間の立位での理想的重心落下点は、左右のスネの直下点を結 んだ中間です。この一点に体重を落とすのが理想です。 立位のトレーニングでは、理想的重心落下点で立てるように、 足裏3点の体重配分を意識して立ちます。
・カカト7
・母子球2
・小指球1
以上の体重配分を意識して立位トレーニングを行うことで、理想
的重心落下点で立つのと同様の効果が得られます。
この意識を持つだけで、立つ、歩く、走るという立位での運動 体重配分 を劇的に向上させるトレーニングになります。

(2)生理的湾曲を維持しながらトレーニングする
立ったり・座ったり・活動したりするために、背骨は最も合 理的で負担のない「生理的湾曲」という形になりました。 また、激しい動きに対応するため「身体への衝撃を吸収する・ ショックアブソーバー」としての働きもあります。
生理的湾曲は
・人生100年時代を快適に、健康に過ごす基本
・重力に対し、最も合理的な姿勢、運動の基本
・最大パワーを出すスポーツ等の基本

(3)競技種目や日常動作で使うポジションでトレーニングする
ボディビルダー用の筋トレは、主に見た目の筋肉増量目的です。早い動きや、合理
的な動きを目的としていません。筋トレの目的を明確にして、実際の競技種目や日常
動作と近いポジションで行う必要があります。

発達と歪み研究所

発達と歪み研究所では
・骨格細分化調整
・構造的に正しい姿勢
・構造的に正しい身体の使い方(身体操作)
を研究しています。

「骨格細分化調整」と「構造的に正しい姿勢・身体の使い方指導」という、2つのアプローチを用い、中心軸整体にて、赤ちゃん整体、子供整体、構造的に正しい姿勢調整を行っています。