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安藤友香選手・忍者走りとは、構造的理解1 (肩甲関節体)

安藤友香選手
03 /20 2017
1回目は、忍者走り、乙女走り、欽ちゃん走りなどと言われている
安藤友香選手の、独特な腕振りについて
・「腕振り」が構造的にはどのようになっているのか?
・何故、腕を垂らしても走れるのか?
について、発達と歪み研究所の見解を説明します。

「腕」という言葉で、どの様な「腕」をイメージされるでしょうか?
一般的には、肩関節から先を「腕」と思われていると思います。
しかし肩には「機能的関節」である肩甲胸郭(けんこうきょうかく)関節
も存在しています。

①解剖学的関節「肩関節」
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②機能的関節「肩甲胸郭関節」
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機能的関節とは、一般的な関節のような仕組みを持たず、
肩を動かすときに関節のように動く箇所を言います。
これが「肩甲胸郭関節」で、肩甲骨が胸郭の上を
滑るように動く機能をもっている関節 です。
肩甲胸郭関節から先を腕と考えると「肩甲骨」も腕の一部となります。

安藤友香選手は肩甲胸郭関節が発達して
「肩甲関節体」となっています。
通常の選手は、ほとんど「肩関節体」です。
(肩甲関節体・肩関節体は当研究所の概念です)

①肩関節体とは
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腕を振ると胴体も一緒に振 られてしまいます。理由は2つあります。
1)肩関節と胴体が一塊に なっているから
そのため、大きく腕を振ると、上半身と下半身はねじられます。
2)腕の質量が不足で、運動エネルギーが足りないから
腕振りの運動エネルギーは、腕振りの速さと質量の掛け算となります。
肩関節より先の腕だけでは質量が足りないので、胴体も
一緒に動くことで、腕振りの運動エネルギーを満たしています。
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②肩甲関節体とは
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腕を前後に振っても、胴体まで一緒に振られる事はありません。
理由は2つあります。
1)肩関節、肩甲骨、鎖骨も腕となっている「U字体」なので
腕が胴体と分離して動けるから
2)腕がU字体のため質量が十分で、運動エネルギーが足りているから
肩関節より先の腕だけでは質量が足りないのですが、肩甲関節体では
鎖骨、肩甲骨も含めて腕になっているので質量が足りているので
胴体も一緒に動く必要がありません。
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安藤友香選手はU字体という大きな腕が振られています。
これが忍者走りの腕の秘密です。

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安藤友香選手の独特な腕の振り方は
「肩甲関節体」という身体構造になっていて、
腕がU字体であることがベースになっています。
「肩関節体」では不可能な腕の振り方になります。

安藤友香選手(胴体のネジレがほとんどありません)
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リオデジャネイロオリンピック銀メダリスト・キルワ選手
(若干胴体のネジレが生じています)
200kiruwa mae1   200kiruwa mae2

次回は「胴体垂直による落下前進運動」が基本となっている
安藤友香選手の身体構造を説明します。

詳細は
「構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方<理論編>」第5章を
ご参照下さい。
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発達と歪み研究所

発達と歪み研究所では
・骨格細分化調整
・構造的に正しい姿勢
・構造的に正しい身体の使い方(身体操作)
を研究しています。

「骨格細分化調整」と「構造的に正しい姿勢・身体の使い方指導」という、2つのアプローチを用い、中心軸整体にて、赤ちゃん整体、子供整体、構造的に正しい姿勢調整を行っています。