重心と日常動作

運動能力・健康度
11 /20 2017
重心と日常動作


 骨格主導の重心      筋肉主導の重心

骨格主導2    筋肉主導2

生理的湾曲の状態、重心感覚、
呼吸、筋肉拘束状態、姿勢の誤認識など、
様々な要因により
「ただ立つ」ということだけでも、
この様な違いとなっています。

これを土台として、何気なく手を洗う動き一つにも
明らかな違いが出てきます。


手を洗う

左は股関節、膝関節、
上体前傾を支える胴体力など
様々な機能が活かされます。
右は、関節機能はおろか、
つま先、ふくらはぎ負荷が大きく
日頃の前重心を更に強固なものとします。

自分の重心状態を知ること、
何気ない日常所作の見直しは
運動、身体作りの基本です。
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猫背を嫌がる無意識

運動能力・健康度
11 /12 2017
「猫背を嫌がる無意識」

「背中が丸い=老化」
高齢者姿勢・立位   頭もげ高齢化・立位
右も左も「猫背矯正」「猫背を治す」で溢れていますが、
そもそも何をして猫背というのでしょうか?
猫背の定義もない中で、どこをどう正したら良いのでしょうか?
冷静さを失うほどに、猫背を嫌がるのは
老化=不健康、病気や死への恐怖という
無意識なのかも知れません。



「確かに背中丸くないけど」
高齢者逆S字その1  
高齢者をトレースしたイラストです。
高齢者であることを言わないにしても、
若くて健康そうには見えません。

「背骨・・似てる?かも・・」  
逆S字への座り方

左女性、推定年齢20〜30代
右男性、推定年齢30〜40代
の二名のトレースイラスト。

別の高齢者を見てみましょう。
高齢者逆S字その2
先の男女の背骨と良く似ています。
共通点「背中は丸くないけど、腰が丸い」
ことが分かります。

本来の背骨カーブ、生理的湾曲を見てみましょう。
「本来の背骨のカーブ、生理的湾曲」
本来のS字・立位   本来のS字・座位
背中丸いですけど、猫背に見えますか?

もう一度、先程の方を見てみます。
高齢者逆S字その2文字付き
背中が丸いどころか、上の方、反ってます。
背中真っ直ぐですけど、姿勢が良いとは思えません。


「ポイントは腰(腰椎)」

右の子供の様に、「腰椎前湾」が必要。
猫背老化      腰椎前湾子供

それには
「しなやかな腰が必要」


腰椎前湾・背中は丸くカーブ   直線固まった腰・不自然な背骨
腰入れメリハリ      フラット腰椎凹凸曖昧

でも、猫背の定義が曖昧だと、
とりあえず背中の伸ばして、
腰固めちゃうんです。
☓腰入れ重心
重心もズレます。
慢性緊張、骨で立てない、
どんなに頑張っても、
「姿勢って良く分からない」となります。

冒頭、猫背を嫌がる無意識ですが、
猫背に付随する頭の突き出たイメージは
動物的な印象があるので、
ヒト以下という上下意識からの嫌悪感も
あるのかも知れません。

私達大人が、健康や、美容目的で
何となく情報を渡り歩くのは
自己責任ですが、
子供達はこうした大人の姿、形を
無意識に真似て育ちます。

姿勢のこと、一から見直してみませんか?

呼吸の浅さと猫背の誤認識、ブラジャー

運動能力・健康度
11 /11 2017
呼吸の浅さと猫背の誤認識、ブラジャー

30代 女性 Tさん
頭痛、呼吸が浅く息苦しい

原因は姿勢の誤認識と、ブラジャーでした。


「背中の丸まりはいけない」という
猫背の誤認識による構造上負担となる姿勢と呼吸への影響

 「猫背=良くない」   「何がどういけないか分からない」ので間違った修正となる
猫背老化       反り過ぎ女子

左、猫背の高齢者、
問題は腰のカーブ(腰椎前湾)がない事が問題。
「背中の丸まりはいけない」との思い込み、
「猫背の定義」がないために、
右のように背骨を反らしてしまい、
骨格構造上、負担の大きい姿勢を
「正しい姿勢」「美しい姿勢」と誤認識してしまう。

そして、
「構造上不自然な姿勢で呼吸が浅くなる」

   反り過ぎ女子     反り仮肋呼吸
肺を囲う胸郭(肋骨)の状態に影響し、
呼吸がおかしくなる。上のイラストは横隔膜の上下運動が
胸郭の前方、左右、上方、となっている。

下記のイラストのような
「横隔膜の上下運動」が本来の呼吸運動。
腰入れ呼吸

女性の場合、
ブラジャーにより、こうした状態を誘発しやすい。

背中の丸まりが目立つ方で
呼吸が浅い場合、ほとんどが
「腰椎前湾(カーブ)がなく胸とお腹の潰れた状態」
にあり、この場合、土台となる
「腰椎前湾の回復」が必要。


「ポイントは腰(腰椎)」

右の子供の様に、「腰椎前湾」が必要。
猫背老化      腰椎前湾子供



「しなやかな腰が必要」


腰椎前湾・背中は丸くカーブ   直線固まった腰・不自然な背骨
腰入れメリハリ      フラット腰椎凹凸曖昧


「日頃の姿勢が固まった腰を作る」
猫背座り


「これはこれでこんな呼吸に」
腹潰れ呼吸


背中が丸まり「胸とお腹がつぶれた猫背」
だと呼吸が浅くなりますが、
背骨部分(胸椎1〜12)は、
本来ゆるやかに後湾(背中が丸くなる)カーブとなっています。
肺を覆うカゴ状の胸郭(肋骨)もなだらかな円錐状です。

これらの上下にある頚椎(首)腰椎(腰)は、
前湾(反る)カーブとなり、
直立二足歩行に有利な形「生理的湾曲」を保っています。

腰椎前湾が回復すると、
お腹がつぶれにくくなり、
お腹の上にのる胸郭も下からの支えで、
胸とお腹が潰れにくい姿勢となります。

腰椎カーブの回復は
・股関節の状態や、
・座り、立ち上がりなどの日常動作
と直接的関係があるため、
こうした部分の修正が必要な場合もあります。

また目や頭の動かし方から、
「頚椎カーブが崩れている影響の方が強い」
場合もあります。

いずれにせよ、実際は
「背中そのものには原因がない」
ことがほとんどです。

しかし、間違った情報の蔓延から、
原因箇所でない背中そのものを
「真っ直ぐに」したり、「ピンと」したり、
肩を引き胸を張ることで丸く見えないようにしたりと、
あの手この手で、大切な後湾を崩し、
老化を早める逆カーブにしています。

大切な肺を囲むカゴ状の胸郭を、
前側開き後ろ圧縮の「バッタの様な形」
にしてしまうため、
本来の呼吸運動は妨げられてしまいます。

女性の場合、
「胸を大きくトップを高く見せる意識を誘発する」
ブラジャーをする事で、
胸郭が後傾し、背骨を反りやすくなる方がいます。
これに猫背の誤認識が重なり、
後湾を崩してしまうと、
呼吸の浅さは勿論ですが、
生理的湾曲全体に悪影響を及ぼします。

生理的湾曲の崩れは肩こり腰痛だけでなく、
全身不調のありとあらゆるものに影響します。

Tさんはもともと、
しっかりとした後湾のある背骨だったので、
猫背の誤解と本来の背骨の状態を説明すると
「な〜んだこれで良かったんですか〜
今すっごい楽に息出来てる(笑)。
TVや雑誌で、とにかく猫背はいけない!
って思っちゃってて(笑)」

猫背の定義もなく、
構造上に正しい姿勢を理解する機会のない
今の社会では、情報によっては
不調を作り出してしまうことがあります。

せっかく骨格調整をして頂いても、
こうした情報で見事に
身体を崩してしまう方があまりに多く、
書籍の作成に至りました。

骨格細分化調整だけで問題が解消される場合と、
姿勢や動きの誤認識、修正が必要な場合があります。

適した運動は、姿勢・立ちやすさ・歩きやすさが向上する

運動能力・健康度
11 /07 2017
骨格細分化調整は調整が進行していくと、
「骨格本来の動きがしやすい状態」
になっていきます。

しかし、
1、間違った使い方や、
2、マス目の歪みの影響ではない筋肉拘束が強い場合、
使い方の認識修正や、筋肉拘束の解除が必要になります。

また、骨格細分化調整を継続されている方でも、
A、ずっと好調な方と
B、途中経過で度々不調が起きる方
とがいます。両者の違いとして、
① 労働環境、日常での運動量
(デスクワーク、立ち仕事、主婦業など)
② 身体の使い方
(構造上負担となる使い方や、癖など)
があります。

Bの場合、①②の対策として
自分に適した運動と、使い方の修正が必要です。

運動と言われると、
ヨガやストレッチ、筋トレ、
ランニング、スポーツなどの継続
を思い浮かべると思いますが、
この場合の「自分に適した運動」
というのは、日常の質を向上させる(動きやすくする)
ためのメンテナンス的なものを示します。

中心軸整体では、
・日常所作の修正と、それを可能にする為の
・関節機能向上の揺動運動を推奨しています。
こうした「身体的資質を補うための方法」
を示したものが今回の書籍です。

いずれも、自宅で、
日常生活の中に取り入れて行えるものです。

良かれと思ってしている運動も、
今の自分に適していないものだったり、
動きの誤認識に気が付けないと
(メンテナンスにならない、
不備に気づかないまま続ける、
身体の偏りが助長される)
結果的に身体の負担になっていることがあります。

筋骨格、構造負担なものでも、
楽しい、ストレス発散になっていると
気分が明るく、爽やかになります。
心肺機能向上、筋力向上の点からも
メリットがあります。

加えて、筋骨格的に「自分に適した運動」
になっている場合、運動後、
・姿勢維持がしやすくなる、
・立ちやすい、
・歩きやすい、
などの実感があります。

トータルでみた時、
・構造上での負担があり、
・運動後の立ちやすさや姿勢維持感がなく、
・疲労感増大、身体の痛み、故障の問題があっても、
それでも
「何もしないよりはした方がいい方」は大勢います。
筋肉の衰え、身体の萎えが激しすぎると、
「筋骨格的不調」以前に、内臓の働きの低下から、
情緒不安など「精神面への悪影響」が起きるためです。

しかし、これが成長期にある子供の場合、話しは別です。
負担となる動きを継続的に続ける事は
筋骨格系や姿勢そのものにマイナスとなります。

運動系の習い事をしていても
座り姿勢を維持出来ない、
歩き方がおかしい、
見た目にも身体の偏りが大きくなってきた、
機嫌が悪い、不服顔などの場合、
生活全般を含めた見直しも必要です。

足首の伸展緊張(=前重心と同じ状態を引き起こす) :外反母趾・巻き爪・陥入爪・魚の目・扁平足・スネ肥大の要因3

未分類
11 /05 2017
足首の伸展緊張(=前重心と同じ状態を引き起こす)
外反母趾・巻き爪・陥入爪・魚の目・扁平足・スネ肥大の要因3

日常的に、爪先を伸ばすように筋肉が働き、筋肉が緊張状態にあることを「伸展緊張」と言います。重心位置が正しくなり、足首が曲がるようなっても、足首の伸展緊張があると、前重心と同じ状態になります。

03maejyuushin.jpg

足首が曲がらない(=前重心と同じ状態を引き起こす):外反母趾・巻き爪・陥入爪・魚の目・扁平足・スネ肥大の要因2

未分類
11 /04 2017
足首が曲がらない(=前重心と同じ状態を引き起こす)
外反母趾・巻き爪・陥入爪・魚の目・扁平足・スネ肥大の要因2

重心位置が正しくなっても、足首が曲がらないと、前重心と同じ状態になります。
02maejyuushin.jpg

歩きの衝撃と生理的湾曲

運動能力・健康度
11 /02 2017
歩きの衝撃と生理的湾曲


下はいずれも、
生理的湾曲が崩れた状態での、歩行時
に負担となる衝撃部位のイメージイラストです。

☓縦軸刺激

本来、着地により
下から上へ抜けるはずの衝撃が
各部に留まることになります。
実際は上半身だけでなく、
膝、股関節にも起き続けています。

繰り返される衝撃により
筋肉は慢性緊張の後、硬化せざるを得なくなります。
加齢に伴い、筋肉の質や関節の動きが
低下する大きな要因です。

いずれも生理的湾曲という
背骨本来がもつ湾曲が崩れているために起こります。

次のイラストは生理的湾曲が形成された状態です。

中心に寄り添う構造


脊柱が中心に寄り添う構造です。
この状態にあるほど、着地の衝撃は
下から上へと抜ける、身体にとって心地よい
「縦軸刺激」
として繰り返され、快適な歩き、
身体に良い運動刺激となります。

脊柱が中心に寄り添う構造となるためには
股関節と骨盤の関係が重要です。
この関係を理解するには
生理的湾曲の土台となる「腰入れ」に
ついてを理解する必要があります。

発達と歪み研究所

http://www.88stg.rgr.jp