ボクシング、格闘技「懐が深い」の定義

運動能力・健康度
07 /05 2018









ボクシング、格闘技「懐が深い」の定義

安定した重心を保てる範囲が広いこと
ボクシング、剣道、柔道、 武道において、両足の中央ラ イン上を、前後に安定して重 心移動できる範囲を「懐の深 さ」と定義します。

「後ろ足の踝の位置A」から
「前足の拇指球の位置B」まで
行えるのが最も「懐が深い」と
言えます。

重心が崩れた状態の定義
1)「基底面から」ズレた状態
重心落下点がグレーの基底面がら
外に出た状態を言います。基底面に
は小指球、カカトは含まれません。

2)「頭部重心が」ズレた状態
頭部の重心が「股関 節」より、後ろ、横(グ レーの範囲)にある状 態を言います。
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歩き方がおかしい、姿勢が悪い、お尻が出ている

運動能力・健康度
01 /14 2018
15歳 男子 F君

・歩き方がおかしい
・お尻が出ていて姿勢が悪い

骨格本来の自然な姿勢状態に出来なくなる歪みがあり、姿勢を良くしようとすると身体に無理がかかる状態。
そのため、動きにぎこちなさや不自然さが起きてしまったり、筋肉に不自然な固さが起きてしまう。

調整開始から数回は特に変化の実感はなかったが、次第に
「座ってる時、前よりも姿勢が良くなった感じがします」
「前より歩きやすくなった」
お母さんからも歩き姿が変わってきたことの報告を頂いていました。

その後「部活で卓球をやっているんですが、最近、上達したと思います」とF君。
その実感を裏付けるように部活の先生からも「フォームが良くなった」と言われる。

F君、初回時に比べると、
・上体前傾、
・前重心
が改善してきました。

これにより、
・背骨を反らせたり、
・胸を張って姿勢を保つ
必要がなくなってきました。

リラックスして自然に立てる身体に変化してきたことが、
・座りの変化
・歩きの変化
・動きの変化
全てに影響していることが良く分かるケースです。

変化してきた今だからこそ、このような記事にさせて頂けますが、

初回時のF君は
1、骨格本来の姿勢の再現がどこまで可能かを確認した際、
  かなり難しい状況。
2、間違った姿勢情報に翻弄され、
  肉体負担の大きな不自然な姿勢をとっていたため
  姿勢の誤認識、修正への理解も必要な状況にありました。F君の様に、1、2が重なり、調整の変化がゆっくりで中々分かりにくい場合、調整を辞めてしまう可能性が高くありました。

実際は変化してきていても、実感がなく、姿勢に対する理解が深まらない場合、調整中断はもちろん、外見上良く見える安易な姿勢の取り方に流されてしまうのも仕方のないことだと思います。

しかし、その場だけを取り繕う姿勢操作というのは、本来の生理的湾曲の獲得から遠のいていく傾向にあり、将来的に骨格由来の様々なリスクを背負っていくことになります。

姿勢の獲得というのは、TVや雑誌などで言われるような安易なものではありません。

そんなに容易に獲得出来るものなら、すでに多くの人々が、健康な骨格、快適な姿勢を獲得しているはずです。

また、姿勢の獲得というのは、余程恵まれた骨格とそれを維持・向上するような生活環境で成長した人を除いて、
大多数の場合、放おっておけば勝手に出来上がる様なものではなく、
・正しい理解と
・日常動作での実践
のもとに初めて成り立つものと考えています。

また「マス目の歪み」というまだ多くの人が知らない存在により、骨格本来の自然な状態を獲得することも難しい場合もあります。

手前味噌ではありますが、成長期に骨格細分化調整と出会い調整を続けられる子は非常に恵まれていると思います。

今後のF君の成長が楽しみです。

側湾症だけど、姿勢がいいねと言われる 〜成長期の調整・姿勢指導〜

運動能力・健康度
12 /03 2017
側湾症だけど、姿勢がいいねと言われる
〜成長期の調整・姿勢指導〜


Kさんは中学1年の時、側湾症のご相談で調整を始めました。
構造的に無理のない本来の正しい姿勢を再現したくても、
歪みによる動きの制限が大きく、
・調整で動きの幅を改善させながら、
・同時に正しい姿勢の理解を促してきました。

当初、クラッシックバレエをしていた事で、
不自然な立ち方や、
姿勢の誤認識などが多々あり、
それらの修正も必要な状態にありました。

当時のKさんの
横からの立ち方     脚関節ロック    脚関節の方向
関節ロック女

間違った姿勢認識の結果起こる、
・過剰な背中の反り、
・過剰な骨盤前傾
・大腿前面部の異常な発達など、
典型的な特徴が見られました。

バレエ立ち

誤解のないように書きますが、
バレエがいけないという事ではなく、
バレエの立ち方はあくまで
「パフォーマンス中だけの一時的なもの」
と理解する必要があります。
*詳しく知りたい方は
理論編 第二章第二節 P76
をご覧下さい。

姿勢に関する正しい情報がないため、
親御さんは、レッスン中の「背筋ピン!」
を良い姿勢と思い込んでいることが多く、
先に挙げた、間違った姿勢認識による
典型的な肉体的特徴

成長期に作っていることがあります。

バレエに限らず、間違った姿勢認識で
身体を崩しているケースは、後を絶ちません。

間違った状態で成長期を過ごすと、
その姿勢・動きで肉体が作られていきます。

これは、非常に残念なことですし、
その誤認識は、世代を超えて受け継がれて
いくこと、次世代のヒトの姿に対し、
強い危惧を感じています。

また、どのお子さんでもそうですが、
歪みだけでなく、親から受け継いだ
「姿勢や動きの様々な癖」なども、あります。

指示された内容を一度で出来る子もいれば、
何度も何度も繰り返していかないと出来ない子もいます。

Kさんも、一進一退、うまくいかない時期もありましたが、
そんな中でも、遠方から調整を続け、
成長期を過ごしてきた甲斐がありました。
手前味噌ですが、本当にいい状態に成長してきたなぁ
と思っていた所での、冒頭のご報告でした。

側湾症そのものは残存していますが、
背面部の筋肉の不均等が固まり、
歪みの定着を少なくしてこれたことで、
側湾症そのものの進行、肋骨変形の進行は
起きずに済んでいます。

並行して行ってきた姿勢指導により、
側湾症による動きの不均等が極力起きない様に、
フォローしてこれたことも良かったと思います。

今後は座りや、
おじぎの精度を上げることで、
深層筋の働きを促し、社会人になった後も
元気を保てる身体作りが目標です。

肩甲骨の間の違和感〜姿勢の誤認識という原因

運動能力・健康度
12 /02 2017
肩甲骨の間の違和感〜姿勢の誤認識という原因

「随分前から肩甲骨の間に何か
違和感があって、いつも気になってたんだけど、
最近痺れも出てきてさ。
病院行ったし、検査も受けたけど、
異常ないっていうんだよね。
でも、ジワジワーっときてさ、何か気味悪いから」

Uさん 立位
裏なし老化 男
赤いラインは身体軸です。
身体軸とは、身体の形状に合わせた軸のことを言います。
理論編 P55をご参照下さい。

これくらいの立ち姿だと、
「わりと姿勢がいいのでは」と思われる方も
結構多いのではないでしょうか。

Uさんの骨格状態を見てみましょう。
裏なし老化 骨格

次に骨格本来の重心で立ててる状態を。
本来の立位

並べてみます。
裏なし老化 男  裏なし老化 骨格  本来の立位

右、本来の骨格状態と比べると、
「どうやら問題がありそうだ」
と感じて頂けるでしょうか。

右、本来の骨格状態と比べると、
Uさんの立位姿勢は、
・股関節の前方位と
・上半身の反り返り
が大きな違いである事が分かります。

前側、後ろ側から見ると、
肩を引いて胸を張っている状態に
なっているのですが、
本来は後湾することになっている背骨が
反り返っている所へ、
肩甲骨を中央に寄せる状態
になっています。

ご相談内容の
肩甲骨の間の違和感は
あって当然
の状態です。

実際、Uさんのような身体の置き方を
している方は非常に多く、
慢性的な僧帽筋の短縮緊張を蓄積していきます。
これは、老化姿勢への典型的なルートです。
(P134 第一節 不良姿勢により肩・背中が固まり、
腕を自由に動かせなくなっている (1)僧帽筋拘束)
(P114 第三節 「フラット腰椎」が
悪化し続けた先にある「高齢者姿勢」)

構造的に間違った姿勢を続けてきた結果
なのですが、ご本人からすれば
これが普通の状態で、筋肉もそのように
使われ、定着しているため、
頭の理解と肉体の理解が一致せず、
説明を受けても中々、納得出来ない事も多くあります。

身体を本来の状態に置き直しても
・違和感が強すぎたり、
高齢になる程、
・そもそも本来の状態に置き直す事も、困難
なことがほとんどです。
若い方でも、
・身体を固める結果となってる筋トレ
の継続をしている方も同様の傾向にあります。

まだ筋肉が固まっていない子供のうちに
構造的に正しい姿勢、
構造的に正しい動きの理解を進めることが
最も効果的です。

こんな小さい時から、構造的に不利な
立位姿勢が始まっています。
子供前重心 女

構造的に正しい姿勢の理解、
正しい姿勢教育が必要です。

猫背を嫌がる無意識

運動能力・健康度
11 /12 2017
「猫背を嫌がる無意識」

「背中が丸い=老化」
高齢者姿勢・立位   頭もげ高齢化・立位
右も左も「猫背矯正」「猫背を治す」で溢れていますが、
そもそも何をして猫背というのでしょうか?
猫背の定義もない中で、どこをどう正したら良いのでしょうか?
冷静さを失うほどに、猫背を嫌がるのは
老化=不健康、病気や死への恐怖という
無意識なのかも知れません。



「確かに背中丸くないけど」
高齢者逆S字その1  
高齢者をトレースしたイラストです。
高齢者であることを言わないにしても、
若くて健康そうには見えません。

「背骨・・似てる?かも・・」  
逆S字への座り方

左女性、推定年齢20〜30代
右男性、推定年齢30〜40代
の二名のトレースイラスト。

別の高齢者を見てみましょう。
高齢者逆S字その2
先の男女の背骨と良く似ています。
共通点「背中は丸くないけど、腰が丸い」
ことが分かります。

本来の背骨カーブ、生理的湾曲を見てみましょう。
「本来の背骨のカーブ、生理的湾曲」
本来のS字・立位   本来のS字・座位
背中丸いですけど、猫背に見えますか?

もう一度、先程の方を見てみます。
高齢者逆S字その2文字付き
背中が丸いどころか、上の方、反ってます。
背中真っ直ぐですけど、姿勢が良いとは思えません。


「ポイントは腰(腰椎)」

右の子供の様に、「腰椎前湾」が必要。
猫背老化      腰椎前湾子供

それには
「しなやかな腰が必要」


腰椎前湾・背中は丸くカーブ   直線固まった腰・不自然な背骨
腰入れメリハリ      フラット腰椎凹凸曖昧

でも、猫背の定義が曖昧だと、
とりあえず背中の伸ばして、
腰固めちゃうんです。
☓腰入れ重心
重心もズレます。
慢性緊張、骨で立てない、
どんなに頑張っても、
「姿勢って良く分からない」となります。

冒頭、猫背を嫌がる無意識ですが、
猫背に付随する頭の突き出たイメージは
動物的な印象があるので、
ヒト以下という上下意識からの嫌悪感も
あるのかも知れません。

私達大人が、健康や、美容目的で
何となく情報を渡り歩くのは
自己責任ですが、
子供達はこうした大人の姿、形を
無意識に真似て育ちます。

姿勢のこと、一から見直してみませんか?

発達と歪み研究所

http://www.88stg.rgr.jp