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那須川天心 ストレートパンチ No3

那須川天心選手
09 /19 2018
那須川選手のパンチは、オーバーハンドパンチですでに解説したように、肩甲胸郭関節が使えないので「肩関節パンチ」です。(那須川天心選手のパンチがロッタン選手に効かない理由3

そのため、ストレートを打つときには、腕だけでは威力が足りないので、身体軸の回転運動を使っています。しかし、堀口選手のように、股関節・腰が入らないので、上半身だけ回転させた「上半身ねじりストレート」になっています。




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ロッタン選手と戦った後、那須川選手は「ロッタンは打たれ強くて、なんでそんなに倒れないんだって思っていました。手応えしかなくて、普通なら倒れている攻撃ばかりだったんです」と話していました。

その理由は、股関節・腰が入らない「上半身ねじりパンチ」が大きな要因となっています。

那須川選手は、まだ若く、腕力が強かったので、ここまで戦えたと思います。今後は、構造的に正しい姿勢と身体の使い方を極めて、さらに進化されることを願っています。




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那須川天心 蹴りと突きの連続技 安定した身体 No2

那須川天心選手
09 /18 2018
堀口選手でも解説した「蹴りと突きの連続技」は、那須川選手も得意としています。
蹴った脚を戻す前に、パンチを繰り出すので、蹴った後のスキを与えません。
対戦相手も「普通、蹴った脚を戻して、ワンツーでしょ」と話しています。

堀口選手とは身体の使い方に違いがありますが、この解説は次回行います。

(1)那須川選手(手前)が左の蹴りを出した後、脚を戻し始めました。脚を戻しながらも、那須川選手の身体は安定していて、脚、股関節、胴体が一本の軸に乗っています。右の、相手選手は左に崩れています。動きの中でも、安定した身体を保てるのは、那須川選手の強さの秘訣です。



(2)那須川選手は、左脚を戻す力も応用して左ストレートを打つ体勢に入ってきました。那須川選手の身体軸は安定しています。相手選手は、那須川選手のパンチをかわそうと、さらに左に崩れています。
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(3)那須川選手が身体軸の回転運動も使い、ストレートを決めました。身体軸も安定したままです。
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「神童」と言われる那須川選手には、軸の安定した身体と、天性の「感」「センス」があります。多くの対戦相手を倒してきたのも納得できます。

次回は、パンチについて解説します。





那須川天心選手 スリッピング・アウェー No1

那須川天心選手
09 /17 2018
那須川 天心(なすかわ てんしん )選手は、キックボクサーで、現RISE世界フェザー級王者です。

今回は、那須川選手がアニメ「はじめの一歩」から学んだというスリッピング・アウェーについて分析します。

スリッピング・アウェーは、ボクシングの防御技術の一種で、パンチが伸びる方向と同じ方向に顔を背けるようにして受け流し、パンチをかわしたり、衝撃を和らげる高等技術です。しかし、顔を背ける動作がパンチが当たった反動と見られジャッジの心証を悪くするリスクがあります。


(1)手前が那須川選手です。相手が左のオーバーハンドパンチを打ってきました。
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(2)那須川選手は頭を左に流しパンチをかわしました。(スリッピング・アウェー)
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(3)那須川選手が右のオーバーハンドパンチを打ちました。
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(4)相手が、那須川選手のパンチにカウンターで右ストレートをあわせてきました。那須川選手は左に向いて相手のパンチをかわし始めました。
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(5)那須川選手は頭を左に倒し、相手のパンチを完全にかわしました。(スリッピング・アウェー)
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別の場面

(1)右が那須川選手です。相手が右フックを打ってきました。
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(2)那須川選手は右を向き、頭を右に倒しながら、相手のパンチをかわしました。(スリッピング・アウェー)
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那須川選手はアニメで覚えたようですが、ここまでスリッピング・アウェーが実践で使えるのは天性です。

相手選手は「当たっているのに倒れない」と思っていたそうで、那須川選手は「全くダメージはありませんでした」と試合後話しています。

那須川選手のスリッピング・アウェーを見ていると「アザラシ」を連想します。アザラシのように頭をくねくねと自在に動かし、パンチがあたってからでも、かわすしています。ディフェンスにおいて、最高の武器になると思います。

次回は、那須川選手の蹴りと突きの連続攻撃について解説します。

那須川天心選手の「回し蹴り」に威力がない理由

那須川天心選手
06 /25 2018
2018.6.17 開催されたキックボクシングイベント『RISE 125』で、ロッタン・ジットム アンノン(21 =タイ)と 6R におよぶ死闘を演じた那須川天心選手。

「ロッタンは打たれ強くて、なんでそんなに倒れないんだって思っていました。手応えしかなくて、普通なら倒れている攻撃ばかりだったんです」(那須川天心)

ロッタン対策のため2017.4にシンガポールでトレーニングした資料で作成しました。


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那須川天心選手の「回し蹴り」に威力がない理由
大腿直筋主導の膝上げで体重が乗らない


●那須川天心選手
大腿直筋は骨盤にくっついて
いるので、膝を上げると骨盤を前
方に引っ張るように動く。
そのため、前に倒れないように
胴体を後ろに倒すようになる



●元王者オロノー・ウォー・ペットプー選手
大腰筋は背骨にくっついている
ので、膝を上げると背骨を下から
引っ張るように動く。
そのため、体重が脚に落ち安定
した状態になる

那須川天心選手のパンチがロッタン選手に効かない理由3

那須川天心選手
06 /22 2018
2018.6.17 開催されたキックボクシングイベント『RISE 125』で、ロッタン・ジットム アンノン(21 =タイ)と 6R におよぶ死闘を演じた那須川天心選手。

 「ロッタンは打たれ強くて、なんでそんなに倒れないんだって思っていました。手応えしかなくて、普通なら倒れている攻撃ばかりだったんです」(那須川天心)

ボクシングの井上尚弥選手と比較して説明します。
健康胸郭関節については「井上尚弥選手のオーバーハンドが速くパワフルな理由2」を参照ください。







那須川天心選手のパンチがロッタン選手に効かない理由3
肩甲胸郭関節が使えないのでパンチの威力が小さい

●肩関節を使う那須川天心選手のオーバーハンドパンチ
34で胴体を35度ほど回転させ5で肘を曲げてパンチを打っています。胴体の回転力が小さく、最後は腕で打つという肩関節を使ったオーバーハンドパンチです。

●肩甲胸郭関節を使う井上尚弥選手のオーバーハンドパンチ
1から5のインパクトの瞬間まで肘を曲げず胴体の回転力で打つパンチです。胴体の回転力は強烈で、1から5までで90度以上回転しています。

オーバーハンドパンチの破壊力=胴体の回転運動+重く長い腕

発達と歪み研究所

発達と歪み研究所では
・骨格細分化調整
・構造的に正しい姿勢
・構造的に正しい身体の使い方(身体操作)
を研究しています。

「骨格細分化調整」と「構造的に正しい姿勢・身体の使い方指導」という、2つのアプローチを用い、中心軸整体にて、赤ちゃん整体、子供整体、構造的に正しい姿勢調整を行っています。